陰性症状と陽性症状

バインダー

統合失調症の特徴と治療

統合失調症において、感情の起伏が見られなくなるなどの症状は、陰性症状と言われています。例えば、気分が大きく振れるというわけではなく、感情自体が乏しくなってしまいます。人や物に対する興味を失うだけでなく、反応も鈍くなってしまうのです。また、人と視線を合わせることが苦手になってしまったり、共感性が乏しくなりコミュニケーションをすることもままならなくなってしまうのです。そして、統合失調症の特徴としては、意欲の減退が見られます。以前は熱心に取り組んでいたことであっても、突然興味を示さなくなります。例えば、部活やサークルに精力的に取り組んでいた人が、ある日突然顔を出さなくなるのも統合失調症の典型的な特徴となのです。さらに、対人関係に支障をきたすようになります。これも人に対する興味を失うこととイコールで考えられていますが、他人との関わりを極力避けるという行動が見られるようになるのです。これにより、自室に引きこもりがちになり、欠勤や登校拒否といった状況に陥ることもあります。統合失調症になると、以前はできていたことができなくなったり、社会性が乏しくなるなどの症状が現れます。家族でこうした症状が見られるならば、精神科の受診を勧めます。

統合失調症という症状には特徴がありますが、素人の場合はその特徴を判断しづらいです。精神科医、または、心療内科の医師の場合には、その人の行動パターンなどをカウンセリングで把握し、分析することで統合失調症であると診断し、対処療法を取ることができるのです。先に述べた陰性症状というのは典型的な統合慎重症の症状ですが、逆に陽性というのもあります。例えば、幻覚を診るようになったり、妄想が激しくなったり、行動に異常が見られたりすることが陽性症状に当たります。陰性症状から陽性症状へと移行することもあり、これからは専門的な治療を受けることで改善することが期待できます。よくある治療法としては、EMDRを始めとする認知行動療法であり、認知を変えることによって精神的な負担を軽減し、徐々に正常な行動へと改善に向かいます。また、投薬治療は統合失調症において効果的な治療方法の一つであり、薬による治療が回復に繋がる場合もあります。特に、統合失調症の場合においては、周囲に対する興味を失う状況にあるので、薬によって精神状態を改善することに主眼が置かれます。薬を服用しつつ、周囲に対して興味を失う状況を改善し、回復期には社会への復帰も考えられるようになります。

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